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2008年11月30日

曜変天目や油滴天目を生んだラテライト

写真は、建窯の粘土です。
建窯付近には、この真っ赤なラテライトの他にも真っ白なカオリンも産出されるようです。
茶碗を作る粘土と、サヤを作る粘土は別の物になっておりますが、茶碗の高台にくっついたままの真っ白なカオリンも資料として持っています。
ラテライトは、熱帯地方から亜熱帯地方に広く分布しており、福建省の建窯付近は、ラテライトの分布としては、北限にあたると言っても良いと思います。
日本でも福井県の若狭鉱山や長野県の宮川鉱山などでも、ラテライトは見つかっていますが、鉄分が30%から40%と多く含まれたもので、ニッケル鉱床を伴っているようです。
建窯付近のラテライト質粘土の、鉄分含有量は12%から15%程度で、これを天目茶碗に使用しています。
釉薬にも、同じようにラテライト類を使用している筈ですが、多少なりとも風化の度合いの弱い部分があったのだと考えられます。
ラテライトは陶器屋風に簡単に言ってしまえば、カオリンに鉄分が多量に含まれた粘土であり、アルミナ成分には富んでいますが、いかにせん鉄分量が多い為に、耐火度がそれほど高くはありません。
その為に、灰類を混合しただけで、簡単に釉薬化する物が産出されたいたのだと思います。


kentuti.gif



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posted by marukoge at 05:50| ☀| 陶芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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